ゴールデンウイークやお盆休み、年末年始のお休みにJRを利用して帰省や行楽地に行かれる方で指定席の購入が出来ず移動で体力の大半を使ってしまった・・・。早めに行って自由席の列に並んでいたのに座れなかった・・・。なんていう方も多いのではないでしょうか。
そんなときは切符を早めに購入しておくことが指定席に座る条件になりますが、指定席がいつから購入できるか知っていますか?これを知っておけば次の多客シーズンに余裕を持った移動が出来るかもしれません!
窓口の切符発売開始は1カ月前の同日
JRの窓口で切符を購入する場合、1カ月以内の希望する日付に利用を開始するものを販売できると決められています。つまり列車に乗りたい1カ月前から切符の販売は開始になります。これは窓口の営業開始時間から発売できるということではなく、午前10時から発売開始になると決まっています。
ここでいう1カ月前というのは「1カ月前の同日」を指しています。そのため5/27の切符は4/27の午前10時から発売が開始されていたということです。
1カ月前に同日がない場合
基本的には1カ月前の同日が発売条件になっていますが、31日まである月や30日までの月、28日までの月のように前月に同日が存在していない場合もあります。その場合は切符の使用を開始したい月の初日の午前10時が発売開始日になります。
乗車日 | 発売開始日 |
---|---|
3月29日、3月30日、3月31日 | 3月1日 |
5月31日 | 5月1日 |
7月31日 | 7月1日 |
10月31日 | 10月1日 |
12月31日 | 12月1日 |
発売日に希望の列車の希望の席を購入するコツ
多くの方が同時に移動するタイミングでなければ切符発売直後でなくても切符を購入することは難しくありませんが、大型連休などは発売日でもかなり難しくなります。そこで少しでも希望の切符の購入できる確率を高くする方法を、大型連休にむけた方に実際に切符を売っていた元駅係員からお話しします。
購入申込書を記入すること
みどりの窓口で切符を購入する際に多くの方は直接窓口へ向かって条件を駅係員に伝えているかと思います。通常はそれでも問題ないのですが、多くの方が利用されるときは下のような紙に記入することをおススメします。
この紙はみどりの窓口内に用意されていることが多いです。これを記入してもらうことで会話をしなくても条件をすべて確認することが出来ますので駅係員の操作する端末への入力がスムーズに進みますのであっという間に減っていく指定席を少しでも早く確保することが出来ます。
事前に駅係員に切符の希望を伝えておくこと
切符の発売自体は午前10時と決められていますので、それより前の時間に駅係員側にある「発売」のボタンを押してもエラー表示が出て発売が出来ないのですが、発売開始時間の前であっても切符の条件を入力しておくことは可能です。つまり10時前に駅係員に条件を伝えてもらえると事前に入力ができるので10時になった瞬間に「発売」ボタンを押すことで切符の確保の可能性が高くなります。
取れなかった場合の代案も考えておくこと
上2つの方法を実行しても日本全国のみどりの窓口が同様のことを行っていますので席が取れないことは珍しいことではありません。その際にはどうするか。列車を変更するか、席を変更するかなどは事前に考えておくことをおススメします。「取れなかったどうしよう!」となっているうちにその時点では取れたはずの席も無くなっていきます。
指定席を分割すること
例えば新幹線で東京-新大阪を移動したいとき満席で指定席が取れず自由席で最悪立っていこう。と諦めた方も多いのではないでしょうか。諦めるのはまだ早いです。
東京-新大阪が同じ席で取れないなら指定席を東京-名古屋と名古屋-新大阪に分けることで指定席を確保することが可能です。
つまり東京から名古屋まではこの席。名古屋から新大阪は2列前の席といった具合に同じ列車の中で途中で指定席を移動するということです。名古屋駅で席を移動することにはなりますが、一か八かの自由席で早くから並ぶよりはかなり楽ではないでしょうか。もちろん指定席の値段に変更はありません。
大型連休は一気に席が消えていきます
駅係員の操作する端末からは列車を調べると指定席の残数をリアルタイムで見ることが出来ています。大型連休の切符発売開始時はあっという間に指定席の残数が減っていきます。早朝や夕方以降の列車の席は比較的減るスピードが遅いですが、日中の列車は発売開始後10分経たずに満席になることもありますのでもし希望の席が取れなかった時の代案を考えておくことは特に重要です。
まとめ
切符の発売は1カ月前の午前10時からと決められています。
また10時前であっても駅係員の操作する端末で購入したい切符の条件は事前に入力しておくことが可能です。10時になった瞬間に「発売」ボタンを押せるのと、10時を過ぎて聞いた条件を入力して「発売」ボタンを押すのでは切符の確保可能性は大きく変わります。
ぜひ次回の大型連休は指定席で優雅な移動を楽しんでください。
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