通学定期券の作成条件、通塾には使用できる？

子どもにJRを利用させて塾や習い事に通わせたい。結構な頻度で通うから定期券が必要ね。学生だから通学定期券が作れるんでしょう？

このように思われる方も多いのではないでしょうか。しかし通学定期券が購入できる条件は通常の定期券とは異なります。どのような場合に通学定期券が作成できて、どのような場合に通塾や習い事にも使用できるのでしょうか。

今回は通学定期券が購入できる条件と通塾や習い事に使用できる条件について解説していきます。

通学定期券が購入できる条件

通学定期券はその他の定期券（通勤定期券）と異なり自由に購入することは出来ません。まずは通学定期券が購入できる条件を確認してみましょう。

通学定期券が購入できるのは学校に学生として通っていることが条件になります。この証明として購入時には学生証の提示が必要になります。

そのため当然学生以外は購入することが出来ませんし、学生であっても学生証を持っていなければ購入することが出来ないようになっています。

通学定期券は通勤の定期券と異なり区間を自由に選ぶことが出来ません。最長でも自宅の最寄駅から通学する学校の最寄駅までと決められています。

定期券はその区間内にある駅であればどこの駅であっても自由に乗り降りが出来ます。そのため、通学定期券の区間内に塾や習い事の教室があれば通学定期券を使って通うことが出来ます。（本来想定されている使い方ではありませんが区間内であれば現状問題とはなりません）

通学定期券の区間外に通う必要があるときは別途運賃や料金が必要になってきます。毎回お金を支払うほうが安いか、通勤定期券を購入するほうが安いかは通われる期間と回数によって変わってきますので一度定期券の値段と毎回お金を支払った場合の値段で計算してみる必要があります。

通学定期券で塾や習い事に通うことが可能なのは通学定期券の区間内に塾や習い事の教室がある場合に限られます。

この区間から外れて通う場合は通学定期券を使用することが出来ませんし、購入することも出来ません。毎回切符などで通う場合と通勤定期券を購入し通う場合のどちらが安く済むかは通う期間や回数によって異なりますので一度計算してみる必要があります。