終電後の駅係員はどうやって帰宅しているか

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終電はその日の最終列車であるためこれを逃すと列車では帰宅することが出来なくなってしまいます。そんな帰れなくなるという状況でなおその列車を見送るのが駅で働く駅係員ですが、駅係員は終電後どのようにして帰宅しているのでしょうか。

今回は元係員である筆者が終電後の駅係員の帰宅方法について解説していきます。

アドセンス

終電後にどのように帰宅しているか

終電を見送った駅係員がどのように帰宅しているかですが、結論帰宅していません。

終電を見送った後に駅のホームなどを巡回し残っている人が居ないことを確認して駅を閉めます。必要な事務処理があればそれを処理した後そのまま駅に泊まり、次の日の朝から業務を再開しています。

どんな駅でも1人は駅係員が泊まる?

全ての駅で駅係員が泊まっているわけではありません。無人駅は当然誰もいませんし、日中しか駅係員が居ないような駅でも泊っている駅係員はいません。

駅係員が泊まっている駅というのは一定以上の規模を持つ駅や、遅くまで窓口や改札口に駅係員が立っている駅ということになります。

始発列車で帰宅する?

終電で帰宅することが出来ない駅係員は始発で帰宅するのでしょうか?当然始発でも帰宅できません。翌日の勤務者がまだ出勤していないからです。駅や会社にもよると思いますが、私が勤めていた駅では7時頃から少しづつ翌日の勤務者が出勤をはじめ、9時ごろに翌日の勤務者と引継ぎを行い勤務終了という流れになっていました。

睡眠時間は短い?

終電を見送ったのちに仮眠をし、始発前に起床する駅係員ですので睡眠時間は非常に短いように思われるかもしれません。

これは駅の規模によって変わってきます。規模の大きい駅程泊まっている駅係員の人数も多いため、前日に終電より早く寝る代わりに翌日始発列車の前に早く起きる人。終電後まで業務する代わりに始発列車出発後に起きる人。という風な勤務わけがなされており、十分な仮眠時間を確保することが出来ます。

対して一人しか泊まっていない駅では終電後まで起きていて、始発前には仮眠から起きなければならないといった勤務もあります。このような駅では当然仮眠時間が短くなるので、比較的大変な勤務になっています。

列車が大幅に遅れているときなどは終電も遅くなるケースが多いので通常より遅い時間まで起きている必要がありますが、始発列車は通常通り運転するので仮眠時間が極端に短くなることがあります。

列車が遅れているときは怒鳴り込んでくる方も非常に多くなりますので精神的にも疲れるため非常に疲れる勤務になってしまいます。

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