【注意】指定席を乗り過ごすと自由席に座ることになる

切符

列車や座席の位置が決まっている代わりに座って移動することを確約された指定席切符ですが、指定席を確保している列車に乗り遅れた場合にはどうなるのでしょうか。今回はその場合に起こることについて元駅員が解説してきます。

アドセンス

指定列車に乗り遅れると自由席に座ることになる

指定席を確保した列車に乗り遅れてしまうと、後続の列車を利用することになります。この時に後続の列車に指定席が設定されている列車であっても指定席に座ることは出来ず、空いている自由席に座って移動することになります。

指定席料金は自由席料金より高額であることが多いため、「お金を多く払っているんだから後続の指定席に座らせろ」と言われることが結構あるのですが、この取り扱いは出来ないことになっています。

確かに指定席分の料金は支払っていますが、それは乗り遅れた列車についての料金です。そして乗り遅れたことは乗客が原因であるため、指定席を利用することは出来ません。

列車の遅れが原因で乗り換え時間に間に合わず確保していた指定席に乗ることが出来なかった場合には駅や車内で対応してくれる場合もあります。

なお、割引率が大きい切符や旅行会社の企画切符など、指定した列車の指定席にしか座ることが出来ず、乗り遅れた場合には通常料金で切符を買い直して列車に乗るしかない切符も存在しているので注意が必要です。

乗り遅れた切符で指定席に座る方法

指定した列車に乗り遅れた場合で後続の列車の指定席に座りたい場合は、自由席券と指定席券の差額を支払うことで指定席に座ることが可能です。乗り遅れた切符を持って後続の列車に乗車し、社内で車掌さんに申し出て自由席券と指定席券の差額を支払い指定席を確保してもらいましょう。

なお、割引率が大きい切符や旅行会社の企画切符など、指定した列車の指定席にしか座ることが出来ず、乗り遅れた場合には通常料金で切符を買い直して列車に乗るしかない切符も存在しているので注意が必要です。この場合は自由席券と指定席券の差額を支払っても指定席に座ることが出来ません。また無効な切符しか持っていないことになりますので、通常の値段での切符を購入し直すことにもなります。

まとめ

今回の内容をまとめると指定席を確保した列車に乗り遅れると後続の列車でも指定席に乗ることは出来ず、自由席で移動をすることになります。

どうしても指定席で移動したい場合は後続列車の車内にて車掌さんへ自由席券と指定席券の差額を支払って指定席を確保してもらうことで指定席に座ることが出来ます。

なお、一部の割引切符や旅行会社の企画切符では指定した列車にしか乗ることが出来ないものがあり、乗り遅れた場合は自由席であっても乗ることが出来ない切符がありますので注意が必要です。

なお、自由席と指定席の違いについてはこちら

コメント

タイトルとURLをコピーしました