【大人料金？子ども料金？】JRきっぷの大人と子どもの区分は小中学生が境目!

ＪＲの切符は大人と子どもで値段が異なります。ではその境界はどこにあるのかご存じですか？

今回はＪＲ駅のみどりの窓口や改札で働いていた私がきっぷの大人と子どもの切り替わるタイミングについて紹介していきます。

年齢上は大人の値段になる年齢でも子どもの値段で乗れることもあるので、ぜひ確認してみてください。

【結論】大人と子どもの境は中学生になっているかどうか

大人と子どもの境は中学生になっているかどうかです。

小学生は子どもとしての値段できっぷを購入することが出来ます。

そして中学生以上であれば大人と同じ値段で切符を購入する必要があります。

しかしＪＲを利用する際の値段には子どもとしての値段よりも安くなる幼児や乳児といった区分もあります。それらの区分についてはこれ以降で解説していきます。

ＪＲでの区分をする際に使われるのはこのようになります。

小児がいわゆる「子ども」としての値段が必要となる区分です。ではそれぞれの境界はどこにあるのでしょうか。

12歳以上の方であれば「大人」としての切符が必要になります。

ただし、12歳以上であっても13歳未満で小学校在学中であれば「小児」としての切符でＪＲを利用することが可能です。

小学校卒業式後であっても、小学校6年生の年度が終わるまでは小児としてＪＲを利用することが可能です。

6歳以上12歳未満の方であれば「小児」としての切符が必要になります。

ただし、6歳以上であっても7歳未満で小学校入学前であれば「幼児」としてＪＲを利用することが可能です。幼児は付添となる方が所定の運賃・料金を支払っている場合であれば無償でＪＲを利用することが出来ます。

小学1年生になる年度までは幼児としてＪＲを利用することができます。

1歳以上6歳未満の方であれば「幼児」として区分されます。付添となる方、保護者が所定の運賃・料金を支払っている場合であれば無償でＪＲを利用することが出来ます。

1歳未満の方であれば「乳児」として区分されます。「乳児」は原則的に運賃・料金が発生しません。

「幼児」「乳児」に当てはまる方がＪＲを利用する場合には原則的にはお金がかかりません。しかし利用の仕方によってお金がかかってしまう場合もあるので注意が必要です。お金がかかってしまう場合は「小児」とみなして子どものきっぷ代が必要になります。

「幼児」が「幼児」だけでＪＲを利用する場合には「小児」としてのお金を支払う必要があります。

つまり未就学児が一人でＪＲを利用する場合には小学生と同じだけのお金が必要になります。

「幼児」が「大人」または「小児」の切符を持っている方と一緒に移動するときは「大人」または「小児」1人に付き2人まで無料で同行することが出来ます。つまりそれを超える人数を同行させる場合には「小児」としての切符が必要になります。

このとき「幼児」を同行させることが出来るのは「大人」か「小児」のみです。「幼児」が「小児」としての切符代を支払った場合でも「幼児」を同行させることは出来ません。

ちなみに「乳児」については何人同行させても追加料金などは発生しません。

「幼児」または「乳児」が指定席や寝台など座席の指定を伴う設備を利用する場合には「小児」としての切符が必要になります。

保護者の膝の上に乗せて移動する場合には必要ありません。

原則として「小児」の運賃・料金は大人の運賃・料金を半額した値段になっています。10円以下のIC乗車券など1円単位の処理が出来ない切符で10円未満の端数が発生した場合には端数の切り捨てをした値段が「小児」としての切符の値段になります。

「小児」の切符代が大人の半額になっているのは保護者の経済的負担を軽減することが目的です。そのためグリーン料金や寝台料金など通常の移動のグレードを上げるものについては半額とならず「大人」と同額の金額を支払う必要があります。

今回の内容をまとめると

「大人」としての切符代が必要になるのは中学生以上

「小児」としての切符代が必要になるのは小学生

「小児」の切符代は大人の半額になるが寝台料金やグリーン席などの移動の質を向上させる贅沢品には大人と同じお金が必要になります。